水しぶき舞い上がる迫力のターン! 観るだけでもワクワクする競艇ですが、やはり最大の魅力はレースの予想を立て、どんな選手が、どんなふうに勝つのか順位を推理し、賭けたお金を増やすことにあるのではないでしょうか?
でも、なかなか予想が当たらない……、的中したけど配当が低くてお金を増やせない……。
そんな時、ついつい気になるのがインターネットで提供されている競艇予想ではないでしょうか?
当記事では、そんな数多くある競艇予想サイトから「競艇予想サイトHOTLINEホットライン」を取り上げ、予想は当たるのか? お金を稼ぐことは出来るのか? などを徹底検証してお届けいたします。
他の競艇予想サイトに関してまとめられた記事と異なり、一切(情報サイトからの)広告や関与を受けていない中立の立場でお届けしておりますので、当記事がみなさまの勝利への参考になれば幸いです。
※一方的に「このサイトは悪質だ!」もしくは、「このサイトは優良だ!」と断言しながら、競艇サイトのバナー広告を露出しているのはお金をもらって提灯記事を書く広告サイトです。このようなサイトの記事内容を信頼する事の無いようにご注意ください。
競艇予想サイト「ホットライン」の基本情報
どんな会社が運営しているのか? どんな特徴があるのかなど基本的な情報をチェックしてみました。
サイトに会社情報は見当たりませんので、「特商法」の表示から運営者を確認してみました。
販売業者 | 競艇ホットライン運営事務局 |
販売責任者 | 安藤 洋文 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3丁目1-1 |
電話番号 | 03-6826-0782 |
お問い合わせ | help@hot-line-boat.com |
運営会社の情報はなく、個人名と運営事務局名義で展開されています。
会社住所は「PMO渋谷Ⅱ」という、ベンチャー企業などが多く集まるスモールオフィス、レンタルオフィスのビルとなっており、とても洗練された美しいオフィス環境であることは安心要素のひとつかもしれません。
競艇予想サイト「ホットライン」の強みは?
サイトにアクセスすると、「ハイスピード型 競艇予想サイト」と銘打ち、LINEを使った情報提供であることが伺え、
- 誰でも簡単ラクラク操作!
- 不安ゼロで最短利益!
- 返信スピード最速No.1
と、お手軽であることや、スピード優先であることがメッセージされています。
競艇予想サイトの多くが、予想精度の高さをアピールするように「業界情報」や「データ分析力」を謳う中、ホットラインは「お手軽感」や、担当者によるコミュニケーションを前面に押し出しており、肝心の予想に関する強みを訴求されることはありませんでした。
競艇予想サイト「ホットライン」の無料予想5レースを徹底検証
どれほどオフィスが美しくとも、担当者からのレスがスピーディーであっても、競艇予想の情報提供会社である以上、予想が当たらなければ意味がありません。
どの競艇予想サイトも、無料情報で実力をアピールし、有料情報へ誘導するビジネスモデルを採用されていますので、無料予想をチェックすることは、その競艇予想サイトの実力を伺うには効果的です。
ホットラインでは毎日1レースを選んで無料情報として提供されています。
競艇予想ホットラインの直近5回分の無料予想をチェックして、実力の程を検証したいと思います。
提供レース | 無料予想 | 結果 | 配当金 | ※投資額 | 回収額※ | 収支 |
7/22 児島6R | 1-2-356 1-3-256 1=6-2 | 3-1-5 | 9,220円 | 800円 | 0円 | -800円 |
7/23 常滑8R | 4-2-流し 4-5-流し | 4-1-5 | 1,920円 | 800円 | 0円 | -800円 |
7/24 常滑6R | 1-2=5 1-3-2 2-1=5 5-1-2 5-2-14 | 5-1-2 | 1,720円 | 800円 | 1,720円 | +920円 |
7/25 尼崎6R | 1=4-流し | 1-3-4 | 1,570円 | 800円 | 0円 | -800円 |
7/26 浜名湖4R | 1-2-流し 1-3-2 1-4-235 | 4-5-2 | 48,260円 | 800円 | 0円 | -800円 |
7/27 芦屋11R | 1-2-345 1-3-24 1-4-235 | 1-2-6 | 2,230円 | 800円 | 0円 | -800円 |
直近5日間の結果では、的中率20%、回収率43%と残念な結果になりました!
念のために過去24日間分でも集計したところ、的中率37.5%、回収率78%と同じくマイナスの結果でしたが、競艇は主催者の取り分(テラ銭)が25%に設定されているため、長期間の収支(回収率)は75%に収束するといわれていますので、78%の回収率は無料情報としては優秀かと思われます。
さらに検証を進めるため、上記の直近5レースを1レースずつ細かく確認し、予想の目の付け所や、レース選びの整合性などをチェックしてみます。
7/22 児島6R
レース選びの良い点
- 児島6Rは「昼得クラリス戦」と呼ばれる主催者(施行者)が当たりやすくなるよう意図的に編成した企画レースである
- 1号艇「田中選手」の直近半年イン逃げ確率は70%と優秀
- 2号艇「小野寺選手」のイン逃がし率が83.3%と非常に高い
- 外側3選手の3連対率が低い
これらから、イン逃げ確率の高いレースと予想して選んでいると思われます。
レース選びの不安点
- 1号艇「田中選手」のイン逃げ確率が高いとは言え、まくり、まくり差しでの負け率もそれぞれ10%、13.3%とA1級選手の中では高めである
- 2号艇、3号艇ともにまくり勝ちが5%以上あり、強襲の不安が残る
- 1号艇「田中選手」の平均スタートは0.17とA1級選手としては決して早くない
これらから、若干1号艇のイン逃げには不安要素が感じられます。
実際のレースでは、スリット同体ながら、2号艇「小野寺選手」がツケマイ気味に直まくりをうち、抵抗した1号艇が大きく外側に膨らみガラ空きになった内側を、3号艇と5号艇が差し、バックストレッチでは3-5-1の体形に……。2マークでは実力上位の1号艇が差し替えし結果、
3-1-5 21番人気 払戻金9,220円の穴決着となり残念ながら不的中でした。
7/22 児島6R所感
競艇予想サイトの一番の狙いは「無料予想」を的中させ有料情報を購入してもらうこと。そのため不確実性のあるレースを避け、鉄板決着の期待値が高いレースをまずは選ばなければなりません。
その点で、企画レースを選ばれたのは評価できますが、買い目には熟考の配慮があったとは言い難く、例えば、1号艇「田中選手」はレースにムラっ気があることで知られており、信頼度はA1級レーサーとはいえ不安が残ります。また、前走成績が好調だとはいえ6号艇の頭を8点買いという制限がある中で組み入れたのはプロの予想としては落第点ではないでしょうか。
7/23 常滑8R
レース選びの良い点
- A級レーサーが一人だけ配置されている
- 1号艇「廣中選手」の直近半年イン逃げ率は42.9%と低い
- 2号艇「三宅選手」の直近半年イン逃がし率が36.4%と低い
- 内側3選手の平均スタートが早くはない
- 6号艇「坂本選手」の直近半年3連対率は0%
これらから、イン逃げ決着ではなく、4号艇の1着を想定したレースとして選ばれたと思われます。
レース選びの不安点
- 4号艇「重成選手」の直近半年の4コースからの1着率は9.5%とさほど高くない
- 1号艇「廣中選手」の2連対率78.6%、3連対率85.7%と高い数値
提供された買い目からは4号艇のまくり勝ちを想定されていることが分かりますが、1号艇の2連対率の高さが気になる点です。
実際のレースでは、スリット同体の2号艇「三宅選手」が直まくりを打ちますが不発に終わり、4号艇はまくり差しを選択しバックストレッチ側では1-4-3の体形から4号艇の舳先がかかり、4-1-3体形で2マークを通過。3着争いが235号艇でし烈な中、3号艇が終始リードするも、最終ターンマークで全速ターンで大外を握った5号艇「仲選手」が僅差で3着に入り、結果、
4-1-5 9番人気 払戻金1,920円での決着となり残念ながら今回も不的中でした。
7/23 常滑8R所感
4号艇頭で予想しやすいレース選びに一見思えますが、1号艇「廣中選手」がB1級レーサーながらレース巧者でもあり、また、3号艇「山地選手」もレース展開の読みにくい曲者レーサーとして知られていることから展開予想は難解なレースではないかと思われます。
さらに、他艇関係性※のデータから、4-1確率が7.2%に対して4-5確率は約半分の4.2%になっていることから、4-1の買い目を切った情報には評価できないといわざるを得ません。
4号艇のまくり予想のため仕方がないのですが、直近半年で3連対率0%の6号艇「坂本選手」を3着から外し、4-1の差し展開も予想に加えるべきだったのではと思われます。
※他艇関係性とは?
競艇選手にはそれぞれ走り方にクセがあり、握って回るタイプ、落として小回りするタイプなど様々です。
さらには、選手の気質で負けん気が強い、気が弱いなどの性格的なことも重なり、出走する選手の関係性(その時々のコース位置含み)で、展開になりやすい、なりにくいがデータ上で現れています。
最も有名なのが、艇界を代表するトップレーサー「峰竜太選手」の1号艇時には2号艇は2着になりにくくなっています。
このように、レース展開を予想する上では、誰と誰がどんな組み合わせで出走するレースなのかも重要な判断材料となります。
7/24 常滑6R
レース選びの良い点
- 6号艇「尾道選手」の直近半年3連対率は0%
レース選びの不安点
- 1号艇から5号艇まで直近半年1着率が、43.8%、11.1%、14.3%、6.3%、12%と割れ気味
1~5号艇までの勝ちパターンが幅広く想定でき、舟券の絞り込みが容易ではないレースと思われます。
例えば、1号艇の差し負け18.8%に対して、2号艇の差し勝ち11.1%からは「2-1」の予測があり得、同じく1号艇のまくり負け確率18.8%に対して、3号艇のまくり勝ち14.3%、4号艇もわずかながらまくり勝ち率が6.3%あり、「34-345」などのまくりパターン想定も必要になってきます。
最後に実力上位の5号艇との関係性でいくと。1号艇のまくり差し負け率6.3%に対して、5号艇のまくり差し勝ち率4%と、他の展開に比べると若干確率的には低いため、舟券を絞り込む決定打に欠けるレースではないかと思われます。
実際のレースでは、スリット優位だった3号艇が外マイでまくり、抵抗した1号艇と共に流れた間隙をついて、5号艇のまくり差しが決まります。バックストレッチでは5-12-12と早くも連帯はこの3艇に絞られ、最終的には、
5-1-2 3番人気 払戻金1,720円での決着となり見事的中でした。
7/24 常滑6R所感
展開が複数パターン読める難解なレースで、実際最終オッズも一番人気で12.6倍と3ケタ配当のないレースでしたが、実力通りの結果となり見事的中を果たせました。
ただしあくまでも結果論であり、1,2号艇ともにF持ちの番組で、且つ、3号艇がまくり気質でもあり、3-45の可能性もあったため、客寄せ効果を狙う「無料予想」の提供レースとしては選んだ理由に?が付きます。なんといっても競艇では1日平均150ものレースが行われるため、このレースを選んだ理由に多少の謎が残されました。
7/26 浜名湖4R
レース選びの良い点
- 1号艇「吉永選手」の直近半年イン逃げ率は70.4%と高い
- 2号艇「山田選手」の直近半年イン逃がし率は驚異の80%
これらから、イン逃げの可能性を高く評価されたものと思われます。
レース選びの不安点
- 1号艇のみ直近半年の平均スタートタイミングが遅い
- 開催初日、しかも前半のレースのため、モーターの整備状況や選手の好不調の判断がしにくい
提供された買い目から、1号艇のイン逃げのみを想定したレースとなっています。
不安要素もスタートタイミングくらいですが、それほど大きな遅れではないので、イン逃げの公算が大きいと思われ、最終オッズを確認してもイン逃げに人気が集中しています。
実際のレースでは、カド受け3号艇がスタートで凹み、全速でスタートを切った4号艇がスリット後も伸ばし内側3艇を飲み込みました。バックストレッチでは4-5-126で3着争いを見守る流れに。最終的な結果として、
4-5-2 68番人気 払戻金48,260円と大型万舟での決着となり残念ながら不的中でした。
7/26 浜名湖4R所感
一見するとイン逃げ決着の堅そうなレース選びではありましたが、残念なことに波乱が起き大型万舟を取り損なう結果に……。
レース開催初日で、尚且つ前半のレースということで波乱は充分に起り得ることの好例ともいえるレースではなかったでしょうか?
先でもお伝えした通り、競艇では公営競技の中でダントツに多いレース数を誇っており、買い目の予想うんぬんよりも、レース選びが万全であったかどうかに疑問が残されました。
7/27 芦屋11R
レース選びの良い点
- 1号艇「上野選手」直近半年のイン逃げ率73.8%と高い
- 2号艇「鈴木選手」直近半年のイン逃がし率50%と平均より若干高い
- イン側に実力上位選手が並んでいる
- 準優勝戦で、実力通りの結果に収まりやすい
これらから、イン逃げの堅いレースとして選択されたと思われます。
レース選びの不安点
- 4号艇「竹下選手」はまくり気質で握りマイの選手である
- カド受け3号艇「川島選手」の今節平均スタートが0.23と遅い
これらから、4号艇の強襲リスクがあり、イン逃げ鉄板レースとしての見立てがどうなるか気になります。
実際のレースでは、準優戦と言うこともあり3号艇もスタートを決め、逆に若干4号艇が凹む体形でスリットを通過。1マークではスタートの遅れからか4号艇が握り345号艇が外側に大きく膨らみ、最内を差した6号艇が伸ばし、バックストレッチでは1-26-26の体形。一瞬2号艇に届く勢いだった6号艇でしたが、2マークでは2号艇に先マイされ1-2-6の体形であとは大きく後れ、結果、
1-2-6 10番人気 払戻金2,230円で決着。残念ながら今回も不的中でした。
7/27 芦屋11R所感
圧倒的な実力上位選手の準優戦と言うことで、イン逃げ一択の買い目には問題ないかと思われますが、レース結果で一番悔しい3着抜けの洗礼を浴びてしまいました。
改めて提供された無料予想の買い目をチェックすると、1-2-345まであって6号艇の3着付けのみ切られており、非常にもったいない予想だったと感じました。
特に、4号艇が実力的にも気質的にも鍵を握っているだけに、外側艇への展開の向きを考えれば、買えない買い目ではなかっただけに実力の欠片を垣間見た気がしました。
ホットラインの無料予想傾向
あくまでも「無料予想」ということで、詳細な買い目の根拠や考え方は述べられていませんので、実力を完全に図り知ることは難しいと思われます。
ただ、他の競艇予想サイトに比べ、毎日1レース提供(他のサイトでは1日複数、多いと5レースなど)に絞られているにも関わらず、レース選びに疑問が残る(予想のしにくいレースが選ばれている)結果でした。
何度もお伝えするように、競艇では1日平均150ものレースが開催されるので、絶対的な安定度を持ったレースを選ぶことは充分に可能だと思われますが、そのあたりが若干甘いと言うか、おざなりにされている印象を受けました。
実際の的中、回収共に成績的に見れば他のスポーツ紙や専門誌、個人がSNSで発信する情報とそれほど差があるとはいえず、あくまでも参考程度に留められるのが賢明かと思います。
ホットラインの有料情報
ホットラインでは、他の競艇予想サイト同様に、会員登録をするだけで有料情報の購入に使えるポイントをもらうことができます。
競艇ホットラインでは2万円に相当する200PTがもらえました。
有料情報のプランをチェックすると、下記のような商品ラインナップとなっています。
プラン名 | 目標払戻金 | 参加費用(PT/日本円) |
スタートライン | 200,000円 | 250PT/25,000円 |
ネクストライン | 500,000円 | 500PT/50,000円 |
ゴールドライン | 1,500,000円 | 1,000PT/100,000円 |
トップライン | 2,000,000円 | 2,000PT/200,000円 |
ワールドライン | 3,000,000円 | 3,000PT/300,000円 |
せっかく会員登録でいただいた200PT(20,000円相当)ですが、スタートラインに参加するには5,000円の追加費用が必要となっています。
また、お気軽に参加できることを謳うサイトですが、参加費用はお気軽と言うわけにはいかない高額な料金が並んでいます。
諦めかけたところ、サイトの最下部に「お試しプラン」目標払戻金10万円で130PTというものを発見しましたので、早速申込み、検証してみることにしました。
競艇予想ホットラインの有料情報「お試しプラン」をチェック
200PT中130PT(13,000円相当)を消化し、申し込んだ結果提供されたレースと買い目は下記の通りです。
結果は、
- 7/29 浜名湖9R 1-2-3 4番人気 払戻金2,030円でハズレ
- 7/29 浜名湖10R 1-2-6 5番人気 払戻金1,350円でハズレ
と、的中率0%、回収率0%とひどい結果に終わりました。
有料情報でも、買い目の根拠やねらいなどのコメントは一切なく、買い目点数が5点に絞られていること以外は無料予想と同じレベルだと思われます。
競艇予想「ホットライン」検証のまとめ
ここまで、無料予想を中心に、競艇予想ホットラインの実力を検証してきましたが、結論として、お金を出して情報を買うレベルでは決してないだろうと思います。
決して、詐欺や悪質なサイトではありませんが、信頼できる情報か否かと問われれば、全く信用には足らず、あくまでもスポーツ紙に掲載される予想や、テレボートで提供されるAI予想となんら変わりませんので、もし無料情報に毎日乗ると、あなたの大切なお金は確実に減少するでしょうからご注意ください。